A01|単項式順序|易
\[lex \(x>y>z\) で \(x^2z\) と \(xy^2\) はどちらが大きいか。\]
未完了
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\(x^2z>xy^2\)。lex では最初に異なる \(x\) の指数を比較し、\(2>1\)。
A02|単項式順序|易
\[grlex \(x>y\) で \(x^2y\) と \(xy^2\) はどちらが大きいか。\]
未完了
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全次数はいずれも 3。次に lex で比べ、\(x\) の指数が \(2>1\) なので \(x^2y>xy^2\)。
A03|単項式順序|中
\[grevlex \(x>y>z\) で \(x^2z\) と \(xy^2\) はどちらが大きいか。\]
未完了
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\(xy^2>x^2z\)。指数差 \((2,0,1)-(1,2,0)=(1,-2,1)\) の右端非零成分は \(+1\)。grevlex では右端非零成分が負の方を大きいとするので、前者は小さい。
A04|単項式順序|易
\[lex \(x>y\) において、多項式 \(f=3x^2y-7xy^3+y^5\) の先頭項を求めよ。\]
未完了
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\(\operatorname{LT}(f)=3x^2y\)。lex では次数より先に \(x\) の指数を比較する。
A05|単項式順序|易
\[grlex \(x>y\) において、\(f=3x^2y-7xy^3+y^5\) の先頭項を求めよ。\]
未完了
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\(\operatorname{LT}(f)=y^5\)。全次数は \(3,4,5\) なので最大次数の項が先頭項。
B01|割り算・正規形|易
\[\(G=\{x-y^2,\;y^3-1\}\) で \(x\) の正規形を求めよ。\]
未完了
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\(x\equiv y^2\) なので \(\operatorname{NF}_G(x)=y^2\)。
B02|割り算・正規形|易
\[同じ \(G\) で \(xy-1\) の正規形を求めよ。\]
未完了
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\(xy-1\equiv y^3-1\equiv0\)。したがって正規形は 0。
B03|割り算・正規形|中
\[同じ \(G\) で \(x^2y-1\) の正規形を求めよ。\]
未完了
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\(x\equiv y^2\) より \(x^2y-1\equiv y^5-1\equiv y^2-1\)。正規形は \(y^2-1\)。
B04|割り算・正規形|中
\[同じ \(G\) で \(x^4+y\) の正規形を求めよ。\]
未完了
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\(x^4+y\equiv y^8+y\equiv y^2+y\) because \(y^8=y^{6}y^2\equiv y^2\)。
B05|割り算・正規形|中
\[\(G=\{x^2-y,\;y^2-1\}\) で \(x^4-y\) の正規形を求めよ。\]
未完了
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\(x^2\equiv y\) なので \(x^4\equiv y^2\equiv1\)。よって正規形は \(1-y\)。
C01|S多項式|易
\[\(f_1=x^2-y\), \(f_2=xy-1\), lex \(x>y\)。\(S(f_1,f_2)\) を求めよ。\]
未完了
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\(\operatorname{LM}(f_1)=x^2\), \(\operatorname{LM}(f_2)=xy\), lcm は \(x^2y\)。したがって \(S=yf_1-xf_2=x-y^2\)。
C02|S多項式|易
\[\(f_1=x^2-y\), \(f_2=y^2-1\) の S多項式を求めよ。\]
未完了
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lcm は \(x^2y^2\)。\(S=y^2f_1-x^2f_2=x^2-y^3\)。
C03|S多項式|中
\[\(f_1=xy-x\), \(f_2=y^2-y\), lex \(x>y\)。\(S(f_1,f_2)\) を求めよ。\]
未完了
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先頭単項式は \(xy\) と \(y^2\)、lcm は \(xy^2\)。\(S=yf_1-xf_2=(xy^2-xy)-(xy^2-xy)=0\)。
C04|S多項式|中
\[先頭単項式が互いに素な \(f,g\) について、なぜ S多項式は多くの場合 0 に簡約されるか説明せよ。\]
未完了
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積判定法の内容である。\(\gcd(\operatorname{LM}(f),\operatorname{LM}(g))=1\) なら、lcm は積であり、両方の消去が独立に行えるため、\(S(f,g)\) は \(\{f,g\}\) によって 0 に簡約される。
D01|Buchberger|中
\[\(F=\{x^2-y,xy-1\}\) が lex \(x>y\) でグレブナー基底でないことを示せ。\]
未完了
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\(S=x-y^2\)。この先頭項 \(x\) は \(x^2\) でも \(xy\) でも割れないので、\(F\) による余りは \(x-y^2\ne0\)。Buchberger 判定法よりグレブナー基底ではない。
D02|Buchberger|中
\[前問の \(F\) から簡約グレブナー基底を求めよ。\]
未完了
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\(S=x-y^2\) を追加する。\(xy-1\) を \(x-y^2\) で簡約すると \(y^3-1\)。最終的な簡約グレブナー基底は \(\{x-y^2,\;y^3-1\}\)。
D03|Buchberger|中
\[\(F=\{x^2-y,y^2-1\}\) が lex \(x>y\) でグレブナー基底であることを示せ。\]
未完了
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S多項式は \(x^2-y^3\)。\(x^2-y\) で割ると \(y-y^3\)、さらに \(y^2-1\) で割ると 0。よって唯一の S多項式が 0 に簡約される。
D04|Buchberger|難
\[Buchberger 判定法の「全ての S多項式が 0 に簡約されるならグレブナー基底」という方向の直観を述べよ。\]
未完了
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任意の \(I\) の元は生成元の組合せで表される。先頭項が期待通りに消えない最小反例があると仮定すると、その原因は 2 つの生成元の先頭項の重なりに還元できる。この局所的重なりが S多項式であり、全て 0 に簡約されるなら最小反例は作れない。
E01|初期イデアル・標準単項式|易
\[\(\operatorname{in}(I)=\langle x^2,y^3\rangle\) の標準単項式を列挙せよ。\]
未完了
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\(x^a y^b\) で \(a<2\), \(b<3\)。したがって \(\{1,y,y^2,x,xy,xy^2\}\)。
E02|初期イデアル・標準単項式|易
\[\(\operatorname{in}(I)=\langle x,y^3\rangle\) の標準単項式を列挙せよ。\]
未完了
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\(x\) を含む単項式は全て禁止。\(y^3\) 以上も禁止。よって \(\{1,y,y^2\}\)。
E03|初期イデアル・標準単項式|中
\[\(\operatorname{in}(I)=\langle x^2,xy,y^3\rangle\) の標準単項式を列挙せよ。\]
未完了
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\(x^2\) で割れるもの、\(xy\) で割れるもの、\(y^3\) で割れるものを除く。標準単項式は \(\{1,x,y,y^2\}\)。
E04|初期イデアル・標準単項式|中
\[\(\operatorname{in}(I)=\langle xy,y^2\rangle\) の標準単項式は有限個か。\]
未完了
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無限個。\(1,x,x^2,x^3,\ldots,y\) はいずれも \(xy\) や \(y^2\) で割れない。
E05|初期イデアル・標準単項式|中
\[初期イデアルが \(\langle x^2,y^3\rangle\) なら、零次元の場合の商環次元はいくつか。\]
未完了
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標準単項式の個数は \(2\times3=6\)。したがって商環次元は 6。
F01|消去|易
\[lex \(x>y\) で \(G=\{x-y^2,y^3-1\}\)。\(I\cap k[y]\) の基底を求めよ。\]
未完了
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\(G\cap k[y]=\{y^3-1\}\)。消去定理より \(I\cap k[y]=\langle y^3-1\rangle\)。
F02|消去|易
\[\(G=\{x-y,y^2-1/2\}\) から解を求めよ。\]
未完了
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\(y=\pm1/\sqrt2\)、\(x=y\)。
F03|消去|中
\[\(I=\langle x-t^2,y-t^3\rangle\subset k[t,x,y]\)、lex \(t>x>y\)。消去で得られる \(x,y\) の関係は何か。\]
未完了
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\(I\cap k[x,y]=\langle x^3-y^2\rangle\)。したがって関係は \(x^3-y^2=0\)。
F04|消去|中
\[\(I=\langle x^2+y^2-1,x-y+1\rangle\)、lex \(x>y\)。消去多項式と交点を求めよ。\]
未完了
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\(x=y-1\) を代入すると \(2y^2-2y=2y(y-1)\)。消去多項式は正規化して \(y^2-y\)。交点は \((-1,0),(0,1)\)。
F05|消去|難
\[\(I=\langle t+u-x,tu-y\rangle\subset k[t,u,x,y]\) の \(I\cap k[x,y]\) が 0 になる理由を説明せよ。\]
未完了
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任意の \((x,y)\) に対して、\(t,u\) を二次方程式 \(T^2-xT+y=0\) の 2 根として選べば \(t+u=x\), \(tu=y\)。代数閉体上では一般に解が存在するため、\(x,y\) だけの非自明な多項式関係はない。
G01|幾何・商環|易
\[\(G=\{x^2-x,y^2-y\}\) の標準単項式と解集合を求めよ。\]
未完了
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標準単項式は \(\{1,x,y,xy\}\)。解集合は \(\{0,1\}^2\)。
G02|幾何・商環|中
\[\(I=\langle x^2,y\rangle\) の解集合と商環次元を求めよ。\]
未完了
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解集合は原点のみ。標準単項式は \(\{1,x\}\) なので商環次元は 2。
G03|幾何・商環|中
\[\(I=\langle xy,y^2\rangle\) が正次元であることを標準単項式から説明せよ。\]
未完了
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\(1,x,x^2,\ldots\) が標準単項式として無限に残る。商環が無限次元なので零次元ではなく、正次元成分を持つ。
G04|幾何・商環|中
\[\(G=\{x-y^2,y^3-1\}\) の商環で「\(y\) を掛ける」作用を基底 \(\{1,y,y^2\}\) 上で説明せよ。\]
未完了
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\(1\mapsto y\), \(y\mapsto y^2\), \(y^2\mapsto y^3\equiv1\)。循環的な置換になる。
H01|応用・発展|中
\[\(I=\langle xy\rangle\) を \(x\) で飽和した \(I:x^\infty\) を求めよ。\]
未完了
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\(I:x^\infty=\langle y\rangle\)。\(xy=0\) のうち \(x=0\) 成分を取り除くと \(y=0\) が残る。
H02|応用・発展|中
\[簡約グレブナー基底が単項式順序を固定すると一意であることの意味を、生成系の非一意性と対比して述べよ。\]
未完了
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同じイデアルには無数の生成系がある。しかし体上で単項式順序を固定し、先頭係数を 1、各元の非先頭項が他の先頭単項式で割れない、という簡約条件を課すと、得られるグレブナー基底はただ 1 つになる。
H03|応用・発展|難
\[lex は消去に向くが計算が重くなりやすい。実用計算で grevlex が好まれる理由を述べよ。\]
未完了
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grevlex は全次数を強く反映し、中間式の次数・項数の爆発を lex より抑えやすい。まず grevlex で基底を求め、零次元なら FGLM などで lex 基底へ変換する戦略が有効。
H04|応用・発展|難
\[\(\operatorname{in}_<(I)\) が同じでも \(I\) が同じとは限らない例を挙げよ。\]
未完了
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lex \(x>y\) で \(I_1=\langle x+y\rangle\), \(I_2=\langle x+y^2\rangle\)。どちらも初期イデアルは \(\langle x\rangle\) だが、イデアルは異なる。
H05|応用・発展|難
\[\(G\) がグレブナー基底なら、\(f\in I\) と \(\operatorname{NF}_G(f)=0\) が同値である理由を述べよ。\]
未完了
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\(\operatorname{NF}_G(f)=0\) なら割り算の等式から \(f\) は \(G\) の組合せなので \(I\) に入る。逆に \(f\in I\) で余り \(r\ne0\) とすると、\(r\in I\) かつ \(r\) のどの項も \(\operatorname{LT}(G)\) で割れない。しかしグレブナー基底では \(I\) の非零元の先頭単項式は初期イデアルに属し、どれかの \(\operatorname{LT}(g)\) で割れるので矛盾。